Gevrey Chambertin Clos Prieur Domaine Roy Marc 2004

Gevrey Chambertin Clos Prieur Domaine Roy Marc 2004
Gevrey Chambertin Clos Prieur Domaine Roy Marc 2004
ドメーヌ マルク ロワ
コート・ドールでは,90年代後半から世代交代の波が急速に進んでいる。それは,アルマン・ルソー,ベルナール・デュガ=ピィ,ドゥニ・モルテといった頂 点を極めた造り手たちが凌ぎを削るジュヴレィ・シャンベルタンも例外ではない。

 ジュヴレィ・シャンベルタンのコミューンで4世代続くドメーヌ・マルク・ロワは,栽培面積4ヘクタールのブドウ畑からわずか3種類(総生産量1万5千本)のキュヴェしか造ら ない(ACブルゴーニュでさえ造らない)ミクロ・ドメーヌ。このため,これまでフランス国外ではその存在がまったく知られていなかった。
 しかし,数年前に 一人娘であるアレクサンドリーヌがドメーヌを引き継いでから,世界市場を目指すドメーヌへと大変貌を遂げた。『フルールス・ワインガイド/2002年版』 で,ドメーヌのジュヴレィ・シャンベルタンがドゥニ・モルテを凌ぎ,ベルナール・デュガ=ピィと同等の評価を受けたのを皮切りに,『デュセール・ジェルベ /2005年版』,『アシェット/2006年版』に初登場と,一躍桧舞台に躍り出た。しかも,『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス/2006年 7-8月号』で行われたブルゴーニュ2005年物の水平テイスティングにおいては,ドゥニ・モルテや若手のヴィルジル・リニエ,ジェローム・ガレランをお さえ,見事ジュヴレィの2005年物No. 1の称号を獲得。もはや世界的な名声確立は時間の問題。タンザーもパーカーも,スペクテーターさえも知らない,《未来のドゥニ・モルテ,第二のアルマン・ ルソー》と呼べるジュヴレィの超新鋭ドメーヌといっても過言ではない。

【補足】:マルク・ロワ家のブドウ栽培の歴史は4世代前に遡るが,ワインはすべてバルクでネゴシアンに売却していた。元詰めを開始したのは現当主アレクサンドリーヌ/Alexandrineの父,マルク/Marcの時代から。一人娘のアレクサンドリーヌはボーヌ醸造学校を卒業後,オーストラリア,ニュージーランド,南仏,ブルゴーニュでの修行を経て,2003年にドメーヌを引き継いだ。現在,両親と3人でクシェイとジュヴレィ・シャンベルタンにある所有畑2,77ヘクタールのほか,分益耕作畑0.51ヘクタール,小作畑0.72ヘクタールを合わせ,トータル4ヘクタールの畑でブドウを栽培している。ドメーヌが手がけるワインは,ジュヴレィ・シャンベルタン“ヴィエイユ・ヴィーニュ”,ジュヴレィ・シャンベルタン“クロ・プリウール”,マルサネー“レ・シャン・ペルドリ”の3種類のみ。ACブルゴーニュやアリゴテなどはまったく生産していない。
 ブドウ栽培はリュット・レゾネに則って可能な限り自然な方法で行われている。肥料は一切使用せず,有機堆肥のみ使用。ドメーヌのすべての畑で,秋と春の 2回耕耘を行う。これは,
◆畝の間の雑草を取り除き,雑草が吸収してしまう地中の養分やミネラルをブドウ樹が吸収しやすくなるようにすること
◆地表近くに伸びてしまうブドウ樹の根を切断することによってブドウの根が地中深く伸びるように誘引し,ブドウ樹がより深土の養分やミネラルを吸収して,ワインに最大限のテロワールが表れるようにする
・・・という目的がある。

 ただし,マルサネー“レ・シャン・ペルドリ”の区画は標高が高く,急勾配の斜面に位置するため,耕耘を行うと,雨侵と土壌流出の危険性が高いため,耕耘は行っていない。
 ドメーヌでは,ブドウの収量を低く抑えることを栽培の最も重要なことと位置付けている。すべてのブドウ樹は冬の剪定でシングル・ギュイヨ(8つ芽を残した長梢1本と2つ芽を残した短梢1本)に仕立てられるが,グリーン・ハーヴェストを行い,収穫時には1株あたり5-6房のブドウのみが残される。最近は,収量は低ければ低いほど良いというような風潮があるが,過剰な房落としは逆効果で,ブドウにストレスがかかることによってタンニンが多いブドウとなり,結果としてバランスを欠いた固すぎるワインが生まれてしまう。このため,ドメーヌでは収穫時に残す房の数は5-6房以下にはしないようにしている。
ブドウの収穫・選別に関してはさらに厳格で,熟していないブドウや病気に冒されたブドウはすべて取り除かれる。ドメーヌの収穫は20年以上一緒に仕事をしている収穫人のみで行われる。毎年の天候に応じて,どのようなブドウを収穫し,どのようなブドウを取り除くかが,各収穫人たちに明確に説明されるため,収穫されるブドウはその場で各収穫人によって選別される。また,収穫日の直前段階で,真南向きの畝に多い焼けたブドウは,当主アレクサンドリーヌと父マルクの手で取り除かれるため,収穫ブドウに混入することは決してない。各収穫人が小さなカゴで集めたブドウは,ブドウ同士が重さで潰れないように底の浅いケースに移されるが,その際,必ず収穫した人間とは別の人間(アレクサンドリーヌやマルク,あるいは収穫人の責任者)が再度ブドウを選別し,絶対に質の良くないブドウが混入しないように細心の注意を払っている。この結果,収穫ブドウがセラーに到着してから,選別台に広げてブドウが潰れたり,傷んだり,あるいは酸化してしまう危険性はまったくない。
 収穫したブドウは100%除梗,16度の温度で約3日間低温マセレーションを行う。その後,温度を上げてアルコール発酵が自然に起こるように誘引する。アルコール発酵は32-34度の温度で自然酵母のみでステンレス・タンクで実施。発酵中はルモンタージュと足によるピジャージュを毎日1回交互に実施(朝,ルモンタージュを実施したら,夕方ピジャージュを実施)する。発酵が終了に近づいたらピジャージュは行わず,ルモンタージュのみ1日1-2回実施。アルコール発酵を含めたキュヴェゾン(果皮浸漬)の期間は14-15日。圧搾後バリックに移し,マロラクティック発酵と熟成。マロラクティック発酵終了後に澱引きしてアッサンブラージュを行う。熟成期間は12ヶ月。清澄は行わず,ごく軽い濾過の後,瓶詰め。瓶詰め後,さらにドメーヌで6ヶ月寝かせてからリリースされる。  収穫したブドウは100%除梗,16度の温度で約3日間低温マセレーションを行う。その後,温度を上げてアルコール発酵が自然に起こるように誘引する。アルコール発酵は32-34度の温度で自然酵母のみでステンレス・タンクで実施。発酵中はルモンタージュと足によるピジャージュを毎日1回交互に実施(朝,ルモンタージュを実施したら,夕方ピジャージュを実施)する。発酵が終了に近づいたらピジャージュは行わず,ルモンタージュのみ1日1-2回実施。アルコール発酵を含めたキュヴェゾン(果皮浸漬)の期間は14-15日。圧搾後バリックに移し,マロラクティック発酵と熟成。マロラクティック発酵終了後に澱引きしてアッサンブラージュを行う。熟成期間は12ヶ月。清澄は行わず,ごく軽い濾過の後,瓶詰め。瓶詰め後,さらにドメーヌで6ヶ月寝かせてからリリースされる。

平均収量30ヘクトリットル。総生産量1,200本。新樽比率50%。使用する樽は,カデュス/Cadus社製のアリエ産とニエーヴル産のバリック。樽の焼きはアリエがミディアム,ニエーヴルがウェルダン。


 クロ・プリュールですが、このリューディは、1級の格付けと、村名の格付けの両方が有りまして、このマルク・ロワの区画は村名の方です。1級の方はマジ=シャンベルタンの下部に位置しますが、村名は1級クロ・プリュールの下部でして、マジとの関係性はなかなか見えては来ないでしょう。価格的には高くは無いと思いますが、飲んでないので味わいは不明です。ですが、V.V.を飲んだ限りにおいては、かなり期待が出来ます。
Noisy's Wine Selectsより)




ドメーヌ・マルク・ロワ
ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・プリウール
村名クリュだが、グラン・クリュ"マジィ・シャンベルタン″の真下にある同名のプルミエ・クリュに隣接する好条件の区画。平均樹齢50年。テロワールそのもののピュアな果実味、より複雑で厚みのあるボディ、きめ細やかなテクスチャー、洗練されたタンニン。惜しみない労力を注ぎ綿密な畑作業を行うことで、マジィの片鱗を感じさせプルミエ・クリュと匹敵もしくはそれ以上のワイン造りが可能になるとアレクサンドリーヌは語る。樽熟成約12ヶ月(新樽比率約50%)。生産量少量の希少ワイン。
代官山ワインサロンより)





マルク・ロワ Roy Marc
ジュヴレ・シャンベルタンで4世代に渡る、家族経営の小規模ドメーヌ。
3代目当主のマルク・ロワより、ワイン元詰めを開始。現4代目当主アレクサンドリーヌは マルクの一人娘にあたり、ボーヌの醸造学校卒業後、オーストラリアやニュージーランド、 南仏等、各地で経験を積み、2003年よりドメーヌを継承。栽培面積4ヘクタール、総生産量 約2万本、手掛けるAOCはジュヴレ・シャンベルタン(3キュヴェ)とマルサネ(白1キュヴ ェ)のわずか2種類のみ。
そのため殆ど無名に近かったが、アレクサンドリーヌがドメーヌを運営するようになって から世界市場にも進出し、フランス国内外で高く評価されるようになった。
畑作業を重視し、葡萄の衛生状態には特に気を配る。少しでも悪い果実があれば取り除き、 徹底した選別で低収量に抑えることで、綺麗に成熟した大変バランスの良い葡萄が収穫出 来る。また搬入後の選定作業も必要なくなる。
収穫後の葡萄は常温のまま4~5日寝かせ、自然酵母による発酵を促す。足でピジャージュ をおこなうなど、極力機械は用いない伝統的な造り。アレクサンドリーヌいわく、几帳面 で細かいところを追求するので、いつまでも記憶に残るようなワイン造りを目指している という。経験に基づく確かな手法と、女性ならではのきめ細やかな感性で、伝統とモダン を巧みに融合した新世代のブルゴーニュ・ワイン。

村名クリュだが、グラン・クリュ"マジ・シャンベルタン″の真下にある同名のプルミエ・クリュに隣接する好条件の区画。平均樹齢50年。テロワールそのもののピュアな果実味、より複雑で厚みのあるボディ、きめ細やかなテクスチャー、洗練されたタンニン。惜しみない労力を注ぎ綿密な畑作業を行うことで、マジの片鱗を感じさせプルミエ・クリュと匹敵もしくはそれ以上のワイン造りが可能になるとアレクサンドリーヌは語る。

樽熟成約12ヶ月(新樽比率約50%)。
ウメムラより)



竹八にて。
抜栓日:2015年4月9日
色合いは、やや薄めのガーネット。色合いで、最近のVintageではないなとわかります。香りは、スーボア的な感じ、ほんのすこし酸化したニュアンスも感じますが、ブルーベリー、赤い実の香りもしっかりとしています。香りに密度を感じます。味わいは、とってもしっかりとしていて、さらに、ミネラリーな要素も感じます。タンニンもピノにしては、パワフルさを感じました。今まで飲んでいたHCNのピノとは違う、重厚さを感じました。果実味もまだしっかりと感じたため、Gevrey Chambertinの2005と回答しました。
残念、色合いの要素を加味して、2004とするべきでした。2004年、いま開けて、すぐに全開だそうです。



http://d.hatena.ne.jp/akirais/20150727/1438044446
竹八さんにて。
抜栓日:2015年7月27日
色合いはやや濃い目のルビーで、輝きあり。香りは結構洗練されたベリー香、スミレ、透明感のある香り。ニューワールドかと思いましたが、しっかりとブルゴーニュでした。道産ピノとの香りの比較というのはとても勉強になります。村名にしてはきれいな伸びやかな香りだと思いました。味わいは結構しっかりとしたタンニンで、力強さを感じます。ミネラルもしっかりと感じられ、このへんがいわゆるテロワールの違いなんでしょうか。勉強になりました。
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