Rubaiyat Koshu SurLie 2014

Rubaiyat Koshu SurLie 2014
Koshu Sur Lie Rubaiyat 2014 part1
ルバイヤートワイン 丸藤葡萄酒工業 山梨県甲州市勝沼町藤井
RUBAIYAT WINE  ルバイヤートワイナリー

丸藤葡萄酒工業株式会社  マルフジワイナリー代表者 大村春夫氏
住所 山梨県甲州市勝沼町藤井780
創業年1890年
年間生産量 約15万本(国産比率100%)
自社畑2.3ヘクタール  契約畑3.5ヘクタール

 勝沼でも老舗といわれる明治23年(1890年)の創業以来、独自のポリシーを持ち、葡萄作りとワイン造りに取り組んでこられました。会長様から創業以来の変遷をお聞きし、ワイン飲酒の習慣の薄かった時代からの苦労話しなど、日本のワイン消費のスタイルの移り変わりに翻弄されつつも、孤高のワイン醸造を続けてきたというお話しは胸に迫るモノがあり、淡々とした語り口調ながら、実際に経営の舵取りをしてきた重みを感じました。その中でも、最も尊敬されるべき事実は、輸入ワイン(バルク原料)、輸入濃縮果汁(マスト原料)を一切使用せず、純国産葡萄のワインで通してきた事です(ただし、長い歴史の中で、あの赤ワインブームが加熱した1年間だけ、一番スタンダードなルバイヤート赤に輸入物をやもえず使ったと正直にお話しされました。基本のワインなため、欠品させる事が出来なかった事情があり、緊急事態での特別措置であったのは理解できます)。ルバイヤートさん規模の中堅ワイナリーで、純国産を守り続けるのはよほどの意識の高さが必要であり“純国産であるべき”という日本ワイナリーとしての存在意義を、誇りを持って貫いたといえるでしょう。狭い地域でワイナリーがひしめく山梨にあって、大手、中堅はもとより、小規模のワイナリーまでが輸入ワイン使用に手を染めるなか、原価の高い国産葡萄で勝負することがどれだけ不利だった事でしょう。
 純国産にこだわり国内に葡萄原料を求めるからこそ、葡萄栽培にはとても早い時期から真剣に取り組み研究熱心で、ボルドー大学醸造学部などで研修された社長で栽培・醸造責任者である大村春夫氏を中心に、ヨーロッパ品種の赤ワインであればボルドーワインのような色の濃い10年以上熟成させなければ美味しく飲めないような凝縮感に満ち、なおかつエレガントなもの、白ワインではモンラッシュを彷彿とさせるような酸の切れがよく、味わい深く余韻の長いワインをめざし試行錯誤されてきました。1978年には、カベルネソービニヨン、カベルネフラン、メルロ、マルベックといった専用品種を日本古来の「棚仕立て」で栽培し始めましたが上手くいかず、1990年日本では無理とされていた海外の垣根式栽培を他のワイナリーに先駆けて、いち早く自社畑で挑戦し始め、また、1995年密植一文字新短梢栽培を導入し革新的な実験栽培も重ねて来ました。1990年「彩香農場」でカベルネソービニヨンの垣根栽培をかわきりに、1993年には「北畑」でカベルネソービニヨンとプティヴェルドーと「旧屋敷(ふるやしき)」でシャルドネ、1998年「滝の前」でメルローを栽培し始めました。長野県塩尻の契約栽培農家には一文字新短梢栽培でメルロを造っていただいています。これら、自社畑産等の限定ワインは、現在とても高い評価を得ています。
 また、意識の高さといえば、味わい的にも、歴史の長いワイナリーでは稀有な“辛口本格志向”であり、おみやげ物的ワインではなく、食中酒として世界に通用する味わいをめざしてきました。現在、それらの取り組みや経営理念の素晴らしさから、意欲的な若手醸造家や栽培家から一目おかれ、尊敬されるワイナリーとなっています。
 2006年から代表取締役社長に就任された大村春夫氏ではありますが、現在でも現役。現場に立って陣頭指揮をとりつつ、更に最前線で作業をされています。うちはビンボー蔵と言ってはばからない豪快さで、確かに設備は古い物(発酵槽はステンレスタンクなど無く、ホーロータンクと今は他社ではほぼ使われないコンクリート発酵槽まで現役で使用)を使っているのですが、バイタリティー溢れる仕事ぶりと、研究熱心さで、日本トップレベルのワインを醸し出していらっしゃいます。早くから取り組んだヨーロッパ種赤ワインは、ひと昔前からのルバイヤートファンを魅了し“ルバイヤートといえば赤ワイン”と日本では困難な赤ワインでの評価を得ていたようです(昔からの日本ワインファンのお客様に聞きました)。更に、ここ数年では、“ルバイヤートさんといえば甲州シュールリー”との評価が定まってきています。“試行錯誤こそ、我が誇り”といわれる大村氏が導き出した甲州ワインのひとつの形が、独自の醸造工夫をほどこしたシュールリーというスタイルで、成就しつつあるようです。ここ何年かシュールリーを飲ませていただいておりますが、ヴィンテージの差は当然あるものの、ルバイヤートさん独自の個性がワインに表れていて、その美味なる味わいが幅広く支持されています。
 大村氏はワインのテイスティングにも熱心で、ゲストルームには常に抜栓された海外ワイン(別ワイナリーの日本ワインも含め)が何ケース分かは置かれています。そのテイスティング能力は日本トップクラスで、卓越した舌の能力をかわれ日本ワインコンクールの審査員を務められるほどの一流テイスターです。実際、私は、大村氏の脅威のブラインドテイスティング能力を2回ほど、目の当たりにする機会がありました。2回ともパーティー会場で、余興としてワインを飲み、その品種、産地を当てるというものでしたが、醸造家、酒販店、ソムリエなどプロが揃うなか、お一人だけ産地まで当てていらっしゃいました。また、若手醸造家との交流にも積極的で、新しい情報も仕入れ、常に、更なるレベルアップ、更なる高みを目指し続けていらっしゃいます。
【ルバイヤート自社畑】
「旧屋敷」0.2ヘクタール・レインカット仕立てシャルドネ 
「滝の前」0.13ヘクタール・平垣根方式メルロ 
「試験園」0.23ヘクタール・密植の棚栽培7品種 
「北畑」0.18ヘクタール・レインカット仕立てプティヴェルドー 
「彩香農場」垣根仕立てカベルネソービニヨン

ルバイヤート甲州シュールリー2014年
Rubaiyat Koshu Sur Lie

ルバイヤート甲州シュール・リー2014年白 720ml 1944円
タイプ 辛口
葡萄品種 甲州100% 山梨県勝沼町産
生産本数 -本
2014年物が、第13回国産ワインコンクール2015で銀賞受賞
2011年物が、ワイン王国誌71号1000円台で選ぶ日本ワインブラインドテイスティング超特別ベストバイワイン4.5つ星
2009年物が、「一個人」誌2010年12月号・極旨甲州ワイングランプリ2000円以下の部門第8位
2008年物が、「一個人」誌2009年12月号・2000円以下の極旨ワイン大賞・甲州種部門第5位
2007年物が、ワイン王国誌46号1000円台までの日本ワインの辛口白ブラインドテイスティング特選ベストバイワイン4つ星
2005年物が、ワイン王国誌39号2000円以下の日本ワイン特集ブラインドテイスティング特選ベストバイワイン3つ星
2003年物が、雑誌dancyu[ダンチュウ]2004年12月号日本ワイン特集・甲州1000円台の部で、最高得点
ニッケイ・プラス1、何でもランキング国産ワイン<白ワイン部門第2位>(日本経済新聞2004年12月掲載)

  瓶詰め直前まで、澱引きせず静置貯蔵したシュール・リー醸造法。フレッシュなアロマと生き生きとした酸味が特徴のきりっとした辛口甲州ワインです。レモンイエロー。和食に合うワインをテーマにシュール・リー製法で溌刺とした香りと厚みのある味わいを表現。香味を残すべくあまりろ過をしていない。勝沼町産甲州種100%使用。「丸藤葡萄酒工業様のコメントより」
かのや酒遊館より)


Koshu Sur Lie Rubaiyat 2014 part2




かのや酒遊館より購入。 1,944円。

http://d.hatena.ne.jp/akirais/20151016/1445001592
抜栓日:2015年10月16日
色は薄いイエロー。シャルドネと比べると、一目瞭然。さほど粘性は感じませんが、ディスクはちょっと厚めに感じます。グラスについだすぐでは、香りがイースト香っぽさを感じ、また洋なしのようなニュアンス、ヨード、ミネラルを感じました。香り全体の印象は弱くて、固い。娘さんは「日本酒っぽい」と即答。いいセンスしています。吟醸香的な要素を感じます。酸は強くはありませんが透明感のある感じ。後口の苦味は独特。温度が上がって、のみくちにとろみを感じましたが、でも透明感もあるという相反する印象。これは最初の香りの段階で甲州と判断できます。単独で飲んだ時にどうかな? 時間経過で、最初に感じたイースト香がだんだん分からなくなってきました。こうなると判別難しそう。
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