Alan Robert Le Mesnil Blanc de Blancs 1990

Alan Robert Le Mesnil Blanc de Blancs 1990
Alan Robert Le Mesnil Blanc de Blancs 1990
『アラン・ロベール』と言えば、シャンパンの造り手の中でも、唯一無二の存在感を持つ造り手。
RM(=レコルタン・マニピュラン)として、老舗中の老舗であり、浮ついた言葉などは寄せ付けない、確固たる信念を持ったその造りは、かつて、雑誌『BRUTUS誌』の『シャンパン特集』で、僅か『2本』しかその座を許されなかった、堂々の最高峰『5ツ星』を獲得!
その際、ブラインド試飲メンバーとして集まった、東京の超一流レストランのソムリエ達全員が、自らの店で『オン・リストしている』と答えたほど、RMでありながら、一流レストランには、無くてはならない存在なのです。

【シャンパンの権威が語る!】
絶妙の酸と完璧なバランス
17世紀にル・メニル村にたどり着いてブドウ栽培を行ったノルマン貴族の血筋を引くアラン・ロベールは、自覚した完璧主義者であり、シャンパーニュ生産者中で最も得意な存在の一人である。
シャルドネに特化するアランが持つ11ヘクタールの土地は、7つの村にまたがる。
その大部分はコート・デ・ブラン地区にあるが、セザンヌとヴィトリ・ル・フランソワにも畑がある。彼のベーシック・シャンパーニュであるブラン・ド・ブラン・ブリュットはややフィネスに欠けるところはあるにしても、活気のある佳酒である。
が、彼がメニル産ブドウだけで造る諸キュヴェこそ、はるか彼方からわざわざテイスティングに駆けつけるに値するもので、いずれも収穫後8~9年を経るまで市場に出される事はない。
メニル・セレクシオンを前回テイスティングしたのは、1999年の収穫期のさなかだった。
1991年を主体とする、完璧にバランスが取れた上品なブラン・ド・ブランには、ヘーゼルナッツと白い花々の微妙なアロマが伴う。
本格的なブルゴーニュの白ワインにも似た、絶妙な酸化スタイルをのぞかせる味わいには、決して行き過ぎる事のないハチミツの風味がある。
(シャンパンに関しての著書を持つ権威、マイケル・エドワーズ氏のコメント)
(『ワイン王国13号』より抜粋)

アラン・ロベール氏は、シャンパンの大手にはつき物の、PR活動などには全く興味を示さない為、かつては知る人ぞ知る存在でした。
ですが、ロバート・パーカー氏が、早くから最高評価の『5ツ星』をつけたり、先のご紹介のように、マイケル・エドワーズ氏などのシャンパンに精通したプロからすれば、その光は隠し切れない輝きを放っていたのです!
では、アラン・ロベールを唯一無二の存在にしているのは、何なのか?

【唯一無二と言われる理由】
◆あの極上シャンパンとして知られる『サロン』にも、ブドウを売るほどの、高品質のシャルドネを生み出す。
◆妥協なき造りで、長期熟成に耐えうるシャンパンを手掛け、その上、10年以上の時を経てからしか出荷しないという徹底した拘り。

そして!
さらに、アラン・ロベールのシャンパンを特徴付けるのが、拘りの『長期熟成のシャンパン』を、より良い状態で熟成させたいと願うゆえに、『マグナム・ボトル』の瓶詰めを、通常の生産者達の割合より、かなり多く瓶詰めしている事なのです。
商売ベースで考えれば、どう見ても、750mlにした方が売れやすいはず。
でも、彼にとっては、そんな事よりも、マグナムで自ら手掛けたシャンパンを、よりより状態で送り出したいのです。
当然、消費者は、『飲む時』を選ばざるを得ませんが、でも、その『飲む時』を、この1本の為に造るに相応しい存在である事は、プロからの厚い信頼を見れば、お分かり頂けるのではないでしょうか。
そして、そんなアラン・ロベールのマグナム。
必然的にお値段が高くなってしまいますが、今回、グッ~!とお買い得にご紹介出来るチャンスが来ました!!
マグナムなので、価格は張りますが、1本分の価格にすれば、他のプレステージ・シャンパンより、お得感も出るのではないでしょうか♪
このシャンパンを開けるために、皆を呼ぶ♪または、パーティーを開く♪、そんな価値のある1本です。
派手な謳い文句の無いアラン・ロベールが、何故、これほどに、プロの絶大な信頼を得る事が出来るのか。
その答えは、味わった人だけが知ることを許されるのです!
タカムラより)





Alain Robertのシャンパーニュについて
アラン・ロベールはシャンパーニュ・ハウスとしてロバート・パーカー氏から5つ星生産者の評価を得ています。
アラン・ロベールのシャンパーニュには2段階の品質カテゴリーがあって、セレクシオン・シャンパーニュとメニル・シャンパーニュとなっています。
キュヴェ・セレクシオンは全てブラン・ド・ブラン(100%シャルドネからつくられる)で、コート・デ゙・ブランのいくつかの村の葡萄から作られます。
メニルはグランクリュ畑のル・メニルの葡萄のみを使い、これもまた100%シャルドネです。アラン・ロベールのメニルには以下の4つのタイプがあります。
a)平均樹齢30年の葡萄から作られるのがメニル・セレクシオン。一次醗酵はタンクで行われ、二次醗酵の後、機械でデゴルジュマン(澱抜き)が行われます。

b)メニル・セレクシオン‘ヴュー・ドゼ’もまた平均樹齢30年の葡萄から作られますが、醗酵は通常サイズの樽や大樽で行われます。デゴルジュマンは手作業で行われ、出荷されるまで数年間ロベールのセラーで寝かされます。

c)メニル・ルゼルブもまた平均樹齢30年の葡萄より作られ、一次醗酵は大樽(デュミ・ミュイ)で行われます。デゴルジュマンまで、メニル・セレクシオンや‘ヴュー・ドゼ’より長い期間、ワインは澱の上に寝かせられます。

d)メニル・トラディシオンは平均樹齢40年以上の古木より作られ、一次醗酵は小樽で行われます。二次醗酵は現在ほとんどのシャンパーニュ・ハウスで使われているボトルキャップではなく、コルクで栓をした瓶の中で行われます。(コルクを使う方法は古く、伝統的手法です。)ワインは手作業によってデゴルジュマンをされます。このメニル・トラディシオンに使われる葡萄は収穫時に厳しく選別され、もっとも出来のよい葡萄のみが使われ、一番搾りのみがこのメニル・トラディシオンに使われます。

 シャンパーニュでは(ブルゴーニュでも第二次大戦後しばらくの間は主流であった)ネゴシアンの流儀が現在もまかりとおっており、しかも概してハウスの水準は高くて、品質に年による差が比較的少なく、イメージだけでなくワインそのものもアイデンティティを保持している。

 しかしながら、やはりシャンパーニュの地でも、目立って1980年代以降、遅まきながらグローワーの独立化と彼らのワインの品質向上の傾向が著しい。とりわけ高品質志向型の少数のグローワーが、なかでもコート・デ・ブラン地区の優良クリュで生み出すブラン・ド・ブラン(特にヴィンテージ)には、瞠目すべきシャンパーニュがある。それらにはブルゴーニュのトップ格ドメ―ヌ産を思わせる、フィネスと個性的で澄んだ味わいが横溢しており、しかも産する村の気候風土(テロワール)を立派に体現している。

 そういう高品質志向グローワーの第一人者が、やさしさと上品なフィネスをたたえた長期熟成型ブラン・ド・ブランを、時の流れを無視するかのように悠然と造りつづける、

アラン・ロベールである。17世紀からこの地でグローワーを続けるロベール家は、妥協を排して断固として独自の道を進む。

 たとえばここで現在市場にだしている7アイテムのうち、最上のランクにあるル・メニル産ヴィンテージの「トラディション」と「レゼルヴ」は、それぞれ小樽(107リットルと225リットル)で発酵させ、セラー内で用いる栓には、もっとも望ましいトップが球形をした旧式コルクをあてがい、10年をはるかに超えて熟成させていた(ちなみに、トラディション1979の出荷は1999年であるよし)。「メニル・セレクション」以下のアイテムでは、エナメル・コーティングしたタンクで発酵させるが、それでも10年近くビン熟させ、原則としてすべての製品がRDか、または酒質によってデゴルジュマン後2~4年落ち着かせてから、出荷する。また、ブドウの樹齢はきわめて高く(トラディションで50年)、シャンパーニュの平均(15年)を大幅に上回る。

 ここでいちばんベーシックなアイテムであるブラン・ド・ブラン・ブリュットNVですら、中身は1987とリザーヴ30%だから、ここでは時間が品質の鍵を握っているといっても過言ではない。アランいわく、「時間をかけて仕上げることは、なにも特別なことではない。この地方では誰もがやっていた。本物のシャンパーニュを造るためには、当然です」

 アラン・ロベールでもっともユニークなアイテムが「ヴュー・ドゼ」で、これは1977と1983のヴィンテージしか存在しない。たとえば1983のデゴルジュマンは1985年で、このアイテムはRDとは正反対の概念で造られているが、両者は熟成した深い味わいと同時に、尽きない若々しい果実味を併せ持つ。これらはそのヴィンテージ(ともにマイナーな年でビン熟が早い)の個性に応じて、柔軟な頭の持ち主アランが、あえて独特な伸ばし方をさせたのである(アランは今ではヴュー・ドゼを頑固にも、「世界で唯一この味の本当の理解者である日本のインポーター1社」にしか輸出しない)。

 残念ながら、アラン・ロベールは世界中で理解者に恵まれたわけではない。ロバート・パーカーは、むしろ例外的に早くから最上の位置づけを与えているというべきで(1995年『ワイン・アドヴォケート』など)、一般のワイン評論家があまり関心を示さないのは、アランが誇り高くてPR嫌いなためばかりではない。10年単位で仕事をする彼は、注文を受けてからおもむろにRD作業にとりかかり、しかもしばらく寝かせてから出荷するので、緊急の試飲の希望などには応じられなかったらしい。そのおかげでと言うべきか、アランには不本意かもしれないが、その稀有なシャンパーニュの愛好者は、ユニークに長期熟成させた高雅な品を、比較的割安に手に入れられるのである。

 それでも、さる評論家はトラディションを「クリュグの次に高価」とぼやく。この4月、ランスのさるレストランでクリュグのクロ・デュ・メニル1982を味わったが、早くも衰微の気配は隠せず、翌日アラン宅で味わったより古いトラディション1979とヴュー・ドゼ1977、 '83の円熟ぶりに、一日の長を認めざるをえなかった。
 アランの祖父は1947年に、ル・メニル在住のグローワーの組合を創設したし、父君ルネは協同組合のユニオンを作ったり、協同組合CRVCを創設したというから、ロベール家には不屈のグローワー魂が燃えているのだろう。そういえば、アランの細君の実家は、3代にわたってル・メニルのクロ・タラン(5.5ha)で醸造長を務めていたが、この畑こそ1972年にクリュグの所有に帰し、その一部がクロ・デュ・メニルを名のるという因縁噺がある。

 かつてアランは、「シャンパーニュのロマネ=コンティ」たらんと志したとか。商才があれば、アランはシャンパーニュの歴史にもっと目立つ足跡を残せたかもしれない。が、これまで彼が黙々と造りつづけた、セラーに長く眠る熟成中のワインは、かつてのシャンパーニュの真正な姿を今に伝える生ける歴史であり、ル・メニルの生んだ比類のないシャンパーニュとして、いつまでも信奉者から限りない愛顧を受けつづけるであろう。この何年か、機会があれば喜んでアラン・ロベールを選んできた私は、少なくともその一人である。
ワインセラーkatudaより)









ワイン会にて
抜栓日:2015年11月18日
白ワイン用のグラスでいただきました。色合いはほんのりと藁色になっています。泡はほそぼそとグラスのそこから上がっていました。黒蜜やキャラメルの香り。ナッティーな要素はあまり感じられません。酸がとてもしっかりとしていて、余韻がそこはかとなく長いです。とても味わいが詰まっていて、ブランディーのような感じを受けました。時間とともにどんどん変化を見せてくれます。温度が上がってくると杏の香り、蜂蜜感がさらに上昇、そしてさらに時間が立ってくると貴腐香を思わせるようなニュアンスが全面に出てきます。溶けこむ微発泡感は最後まで失われませんでした。もっと酸化的ニュアンスが強いのかと思いましたが、そんなに酸化の要素は感じられません。大変貴重な経験をさせていただきました。ごちそうさまでした。
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